3.1.2001

No.0085

歯医者の診察は[お口の中]だけじゃないんです!

 歯科治療を好んで歯科医院へ行く事は、一般に「気乗りのしないこと」と思います。それは「歯の治療は痛い」という不安をお持ちだからではないでしょうか。
 そんな患者さんのお気持ちを、私たち歯科医師としても予め心得て普段の診察診療に取り組んでいるのですが、理解を頂くには難しい問題なのかもしれません。

 そこで、日々の診察診療に於いて歯科医師は口の中以外にどのように患者さんを拝見しているかの一端をお話しさせていただくことにしました。
 私たちは色々な角度から患者さんの健康状態を拝見しているんです。

1)性別、年齢、職業
2)過去の病気又は使用している薬
3)性 格 :せっかち、おっとり、など
4)体 質 :薬剤アレルギー、食物アレルギー、など
5)体 格 :やせ形、肥満型、など
6)脈 拍 :徐脈、頻脈、    成人の正常値 毎分60〜100
7)呼 吸 :無呼吸、過呼吸、  成人の正常値 毎分14回〜20回
8)体 温 :低体温、微熱、発熱、成人の正常値 36℃〜37℃
9)血 圧 :低血圧、高血圧、  成人の正常値 140oHg〜90oHg
10)姿 勢 :歩行姿勢、歩行動作、治療いすでの姿勢、
11)発 声 :精神状態、体調など
12)顔 色 :蒼白・・・心臓病、貧血、緊張、ショック、疲労、睡眠不足など
        赤色・・・興奮、発熱、皮膚炎、膠原病、飲酒など
        黄色・・・肝臓病、腎臓病など
13)発 汗 :緊張している、急いで来院した、外との温度差、発熱など
14)顔つき :緊張、我慢、顔面疾患、など
15)手 足 :緊張具合、頭痛我慢、意志の表現、腰痛など
16)全 身 :頭痛、肩こりなどは高血圧との関係
17)生活習慣:晩酌、喫煙、偏食、間食、食材の好き嫌い
18)その他  

 このように、患者さんの状態は様々な点からその方の情報を得ることができます。人間の体とは本当によくできているもんですね。

 これが全てではありませんが、日常生活や診療中において上記のような症状を何か感じたら、歯科医師に遠慮せずに伝えることです。それにより、痛みを感じる度合いも減るでしょうし、自分の健康状態を管理する参考にしてもらえれば幸いです。



大橋先生

 

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