Ｎｏ．００５１

　皆さんは、テレビの番組で【愛の貧乏脱出大作戦】というのを見たことがありますか？テレビ番組のスタッフのサポートのもと、【貧乏から抜け出す為に素人の人が修行する】というものです。最近の回のものではありませんが、それを何回か見ているうちに「素人の出演者について共通すること」があることに気がつきました。

　出演者のほとんどが飲食関係の人達ですが、そのあることとは「前歯が一本なかったりすることが多い」ということと、「厨房が掃除されておらず汚い」という２つの点です。

　因みに、私は『貧乏だから＝前歯が無い』と言っている訳ではないので、くれぐれも誤解をなさらないでおいて下さい。

　私の友人で前歯が一本無い人がいました。別にその人が貧乏だったということではないのですが、「なぜ、前歯をそのままにしているのか？。」と尋ねたことが有りました。彼によると、「歯医者に行くと前歯だけではなく、あそこもここもといろいろ悪いと言われるからいやだ。」と言うことです。確かに、彼の言うことは当たっています。私も、必ずと言って良いほど「奥歯も治すべきだ」などと、つい好意でいろいろ言ってしまいます。その彼の友人にも前歯の欠けている人がいましたので、その人にも同じ質問を聞いてみました。すると、「歯医者に行くと、何回も通わなきゃならないからいやだ。」と言ってました。確かにその様なことは、多いのが事実ではあります。私も、一回で治療を終わらせることはほとんどありません。又、「前歯は保険が利かない」と思ってる人もいるようです。それは違います。材料にもよるのですが、当然【健康保険】は利きます。　彼らは、いろいろなことを言って『歯科医院に行かない理由づけ』をしますが、結局は前歯がなくても気にならなくなってしまっているのです。また周りの人も気にしなくなって、かえって一本ぐらい歯がない方が似合っているぐらいに思っているのかもしれません。

　しかしながら、《現状の不備をちょっとの努力で直せる》ということに、《「面倒だから」と現状に甘えてしまう》のが“最大の問題点”ではないのでしょうか？。

　もしかしたら、それが貧乏の始まりかもしれません。

　ところで、お掃除に関しても同様に言えるのかもしれません。そう考えると、私は今、『貧乏道』をばく進しています。反省します！