8.5.1999

No.0003

歯の矯正はなぜ必要なんでしょう?

歯並びの矯正を希望する方で、最も多い理由は「見た目を良くしたい」というものです。もちろん見た目を良くするのはとても大事なことですが、歯並びが悪いことはそれだけの問題ではありません。体全体の健康に大きく影響するものなのです。歯並びが悪いことがどの様な問題なのか?その理由をご説明します。

■虫歯になりやすい

歯並びが悪いと歯の周りに汚れが溜まりやすく、又歯ブラシも届きにくくなります。歯の汚れは虫歯と歯周病の原因です。

■発音が正しくできない

奥歯を噛みしめて前が開く「開咬」の場合は、サシスセソなどの摩擦音を出しにくく英語の場合などは特に大きなハンデとなります。

■そしゃく障害が起きやすい

食べ物を十分にかみ砕くことができないために、栄養摂取の効率が悪くなったり胃腸を壊したりしがちです。

■顎間節症(顎の関節の病気)を起こしやすい

噛み合わせが悪いため、口が開きにくく、アゴの関節で音がする、口を開けたときに関節の周りが痛むなどの障害の原因になります。

■アゴの成長に異常を起こす

アゴノ成長が進まなっかったり、逆に進みすぎたりし、ひどい場合は顔つきにも異常を起こします。

■劣等感を抱きやすい

歯並びが悪いと大きく口を開けて笑ったりしゃべったりすることにひけめを感じて性格的にも暗くなりがちです。

以上6点に亘って、歯並びが悪いことが引き起こす身体的精神的問題点について並べました。歯並びを良くする「歯科矯正治療」の必要性をご理解いただけましたか?

野中先生

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