writing : wahaha's members / 毎週木曜日更新

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12.5.2002

No.0177

タバコと色素沈着

 最近,歯石を取る機会が多くなったせいか歯の裏側が黒い人が多いようなきがします。男性ばかりではなく若い女性の方も結構黒い人がいます。コーヒーやお茶などを良く飲まれる方にも黒くなる人はいますが,ほとんどの方はタバコを吸っている方です。症状としては,腫れがあまりなく歯肉の中のほうで組織の破壊が進むことが多いみたいです。

 そういう私も2−3年前までタバコを吸っていましたがふかしタバコだったのですぐやめることができましたが、仕事の後の一服は最高にうまいとおもいましたが、その代償としての害があまりにも多いと思えるようになったのでやめることができました。
 その害とは、癌になりやすかったり、コレステロールの変性が促進され動脈硬化になりやすかったり、煙により気管支喘息をおこしたり、妊婦には早産や乳幼児突然死症候群などをおこしやすくなります。口腔内においても癌や舌が黒褐色の毛様になる毛様舌や色素がたまりやすくなり歯肉の変色を起こしたり口臭や味覚障害をおこしたりします。また女性の方には、肌の表面のみずみずしさが失われてきめこまやかな皮膚でなくなってしまい化粧ののりが悪くなるといわれています。
 まさに百害あって一利なしだと思われます。

 今後タバコの税金も上がるみたいだしやめられる人は、ニコチンガムやニコチンパッチなどでやめるように、やめられない人は、徐々にタバコの本数を減らしていくように心掛け定期的にかかりつけ歯科医に検診を受けるようにしましょう。



荻野先生

 

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