「あなたは、アナログ派? デジタル派?」という言葉を最近よく耳にします。さて、皆さんはアナログ派ですか?デジタル派ですか?。アナログと聞いて思い浮かぶのは、時計ぐらいでしょうか。デジタルと言うと、コンピューターですね。
そう言う私は、あからさまにどちらともいえませんが、どちらかと言えば一応デジタル派ではないかなと思っています。
アナログとは1から2へ数値が増えるとき1.1の値を必ず経ていきます。1.1から1.2へ増えるとき必ず1.01を経ていきます。そうやっていくと1から2へ数が増えるとき1と2の間のことも感じられます。これがアナログです。時計で例えるならば秒針がカチカチと動いていくのではなく、じわーっと緩やかに絶え間なく動いていくことを想像してみて頂ければ判ると思います。
デジタルは1から2へ数値が増えるとき、1.1や1.2などの間の数値は考えません。1から2へいきなり換わるものです。例えば「サイコロの1の目の裏側は必ず6である。」というようなものです。白か黒の2つに1つの判断しかありません。すこぶる結論のハッキリしたものです。
ところで、皆さんのお家にある家電製品は、ほとんどの物の制御システムはデジタル化されていることをご存知でしょうか。例えば、洗濯機、テレビ、エアコン、掃除機などなど。あげればきりがないでしょう。
このデジタル化とはなんなのでしょうか?
簡単にいえば、1970年ごろにマイコン(マイクロコンピュータ)が開発されてこのコンピュータを組み込んだ機械のことをデジタル家電と言うそうです。ですからこのコラムをお読みになられている皆さんは、デジタル派ということになりますね。なぜならパソコンはデジタル機器の冠たる物だからです。
そこで、歯科でのデジタル化はどうなっているのでしょうか?。
古くから歯医者さんのイメージは暗くて恐くて痛くてかなり悪いイメージがあると思いますが、今でもこのイメージのままでしょうか?。
最近では お口の中をデジタルカメラで撮影してパソコンで説明するなどして、わかりやすい治療を行ったり、デジタルでレントゲンを撮影してエックス線の被爆量を減らしその場ですぐにパソコンでレントゲンが見ることができるなどしています。デジタル化することで操作の簡単さやデータの管理はスムーズにおこなえるようになったと思います。
歯科医療の分野でもいろいろなデジタル化を進めていくことによってイメージが良くなればいいと思います。
但し、患者さんとのコミュニケーションはやっぱりアナログの方がいいと思います。あまり白黒つけるやり方は、とかく門が立って嫌なものですから。
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