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5.9.2002

No.0147

間食とお菓子

 最近外国でもうらやまれるゴールデンウィークは、いかがお過ごしでしたか?。
 さて、『子供の日』古称で言いますと『端午の節句』も終わりましたが、男のお子さんをお持ちのお家では‘鯉のぼり’や‘武者飾り’などをお飾りし、お祝いをした事と思います。この‘鯉のぼり’や‘武者飾り’に込められた、子供に対する親の願いをご存じでしょうか?それは、「子供の出世と健康で丈夫に育って欲しい」という願いが込められているそうです。

 健康の維持管理は、子供自身では出来えるものではありません。となれば、子供の健康管理は親の役目であり責任といえるでしょう。お口の中の健康管理も当然、親の責任といえると思います。お口の中の主な疾病といえば、虫歯ですね。ですから子供の虫歯は親の責任ともいえると思います。

 その虫歯の予防には毎日の歯磨きですね。それともう一つ、甘い物の制限、管理だと思います。毎日の歯磨きは、寝る前に仕上げ磨きをしっかりしてあげればよいと思います。 甘い物を与えているときは、やはり‘おやつの時間’ですね。おやつは、すなわち【間食】のことです。朝食と昼食の間そして昼食と夕食の間にとる食事が【間食】です。
 子供は、胃の大きさも小さいので一回の食事量が少なく、朝昼晩では食事の間隔が開きすぎます。また成長、発育するので、より栄養が必要といえます。そこで、3度の食事を補うのが【間食】だったのですが、今日では高カロリーの食事が増え、飽食の時代になり、3度の食事を補うという意味はあまりない感じがします。むしろ、‘お菓子の時間’になってしまっているように思います。

 子供は、甘い物が好きですから、あればあるだけ食べてしまします。甘い物、といっても全ての甘い物がいけないわけではありません。特に虫歯になりやすい物は砂糖の入っている物、例えばチョコレート,キャンディー,キャラメル,ケーキ,清涼飲料水(ジュース)などですね。キャンディー,キャラメル,ガムは、口の中に砂糖が長い時間停滞するのでいちばん虫歯になりやすいといえます。
 それに比べて、果物や蜂蜜に含まれる糖は、比較的虫歯になりにくい糖です。
 虫歯予防として考えると“お菓子の時間”ではなく“間食の時間”にしたいものですね。 固形食は‘おにぎり,ホットケーキ,パン,果物’、飲み物としては、‘ジュース’や‘乳酸飲料’ではなく‘牛乳’や‘麦茶’などが好ましいと思います。
 加えて、3度の食事に影響を与えない量にすることと、だらだら食べさせないようにすることが大事ですね。

 虫歯は、小学校を卒業するぐらいまでが一番出来やすいのでその時期に虫歯にならなければ虫歯で苦労することは少ないのではないかと思われます。親が気をつけてあげれば子供の虫歯は減ると思いますよ。



寺田先生

 

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