writing : wahaha's members / 毎週木曜日更新

画面サイズを最大化にして、お読み下さい。

5.2.2002

No.0146

歯科医療情報を得るには?

 一般の皆さんが目にする歯科医療に関する情報は雑誌やテレビ、新聞などのマスコミから得る情報が多いと思います。 しかし実際には、歯科医師側が主導権をもって情報を発信しているものは案外少なく、 出版社や、テレビなりの制作サイドの意志のもとに取材などを受けることが多いので情報が間違って伝わっていたり、私たち歯科医師が、これでは誤解を招くのでは?と感じることもことも少なくありません。 

 そこで、私たち歯科医師が直接情報をお伝えできる方法として考えた場合、皆さんが今ご使用になっているインタ−ネットはどうでしょうか。 日本のインターネット人口は1700万人、すでに人口の14%に達しているといわれています。
 最近は、 携帯電話や一部家電からもインタ−ネットにアクセスできるなど、皆さんが引き出せる歯科医療に関する情報もどんどん増えてきています。

 とりわけ医師法の「広告」に今現在該当せず、自由な情報発信・交信のできるホームページは、歯科医療に関する情報を得る手段としては大変便利なものです。
 実際に個別のホ−ムペ−ジを作っている歯科医院も全国にはたくさんありますし、歯科関連のホ−ムペ−ジもまた多く存在します。しかし、単に広告や一方的なPRで終わっているものが多いようです。

 もちろんオフィシャルなホ−ムペ−ジもあります。
 日本歯科医師会のホ−ムペ−ジ(http://www.jda.or.jp/)は歯に対する正しい知識を紹介するという意味では、情報の鮮度.信頼性共にお薦めできます。
 都道府県や、都市区エリアの歯科医師会で独自に開いているホ−ムペ−ジもいくつかあり、地域性も交えた情報を発信しているので、こちらも参考になると思います。
 厚生省のウェブサイト(http://www.mhlw.go.jp/)も行政のペ−ジということで少し堅苦しい感じを受けますが歯科以外の興味あるトピックスが豊富です。
 しかしながら、これらのホ−ムペ−ジも必ずしも患者さんの疑問、質問に答え切れていないのが実情です。

 この様な中で、的確な情報をどの様に選び取っていくかというと、やはり歯科医師と患者さんとの直接のコミニュケ−ションが重要になってくるのではないでしょうか。
 治療に対する疑問や不安なども、どこがどうわからないのかなにが不安なのか具体的に素直に話し合ってみてください。目の前の歯科医師が一番の情報源であるはずです。



澤田先生

 

BACK