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3.7.2002

No.0138

口腔がん診査

 我々の仕事は、虫歯を処置したり歯石をとったり歯ブラシ指導をしたりするだけではありません。我々は定期検診を推奨しています。
 その際にチェックする項目は以下の項目が挙げられます。

 1)虫歯の有無
 2)歯周病の有無
 3)噛み合わせのチェック
 4)口腔粘膜疾患の有無

 今回のお話は“4)口腔粘膜疾患”についてです。
 この口腔粘膜疾患にはどのような疾患があるかと申しますと、アフタ性口内炎・ウィルス性疾患・真菌症・唾液腺疾患・良性腫瘍・悪性腫瘍などがあります。
 やはり問題になりますのは腫瘍です。定期検診を受けている方は早期発見が可能です。が、定期検診を受けていない方は早期発見が遅れる可能性があります。
 まずは口腔内(お口の中)に関心をもっていただき自己チェックも必用かと考えます。
 そこで【口腔がん症状】として幾つかあげてみます。

 1)すぐに出血しやすい
 2)いつまでも治りにくい「口内炎の様なでき物」がある
 3)口の中の粘膜のが変わった
 4)ちょっとした「でき物」や「膨らみ」、「表面の凸凹した小さなでき物」
   「かさ蓋」「見ためが汚らしい爛れ」などがある
 5)特に目で見ても分からないけれど、部分的に痛みがあったり、過敏な部位がある
 6)口の中の粘膜や唇に感覚がない、感じがない部分がある

 ひとつでも当てはまる項目があれば早めに検診を受けることをお勧めします。どのような疾患でも早期発見、早期治療がこのましいことは言うまでもありません。
 又、虫歯によって歯が欠け鋭利になっている状態を放置し舌や頬粘膜に傷ができやすくなっていたり、又義歯を入れている方でいつも傷ができていたり、不衛生にしてしまっていたりしていると、口腔がんの予備軍になる可能性があります。

 これから高齢化が進み免疫力が落ちてくることが予想されますので、定期検診はかかせません。是非足を運んでください。



河田先生

 

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