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9.20.2001

No.0114

【スポーツ マウスガード】について

 この間、空手を習っている中学生が、「【スポーツ マウスガード】を作ってください。」と私の歯科医院へ来ました。彼の話では、練習や試合の最中のケガ防止の為に【スポーツ マウスガード】の使用を、空手指導者から‘義務づけとして’言われているそうです。最近では、その様な理由でこの【スポーツ マウスガード】の装着を始めている人が、増えているそうです。

 【スポーツ マウスガード】とは、スポーツ時に歯や顎、口腔粘膜などのケガを防ぐ為に、主に‘上あご’につけるもので、柔らかい材料で作られていて、歯や粘膜をすっぽりと覆うような形をしています。
 スポーツによる頭頸部のケガで、一番多いのは“顎顔面骨折”です。その多発場所は、下顎角部(下あごの“えら”といわれる所)や下顎正中部(下あごの真ん中)です。
 ケガはなにも骨折ばかりでなく、“歯の破折(欠けたり折れたりすること)や脱臼(抜けてしまうこと)”や“唇や口の内側の粘膜の裂傷”も決して少なくはありません。
 しかし、予め【スポーツ マウスガード】を装着していれば、相手とぶつかったり不意に転んだりした時などの突発的なケガをかなりの割合で防ぐことが可能です。
 又、【スポーツ マウスガード】は、強い衝撃を受けた際の“脳震とう”も防ぐといわれています。顎に強い外力が加わった時の衝撃を軽減する働きがあり、顎関節の保護にも効果があります。
 この様にケガに対する予防ができていることは、スポーツを安心して積極的に行うことができます。
 【スポーツ マウスガード】には、ケガなどの予防の他‘筋力のアップ’や‘平行感覚のアップ’などの付加価値もあると言われていますが、これについてはまだ科学的に証明されていません。

 【スポーツ マウスガード】の装着の義務ずけされているスポーツは、ボクシング、キックボクシング、空手の一部、Kー1、アメリカンフットボール、ラグビーの一部、女子のラクロス、インラインホッケー(20歳以下)があります。

 現在、スポーツ用品店で市販されているものは、温湯で軟化して口の中に入れて噛んで調整して使いますが、きちんと合ってないものが多く、装着感もよくありません。しかし、歯科医院で作る場合は材料の厚みや材質を選ぶことができ、きちんと型をとって作りますのでピッタリとした装着感のよいしかも衝撃を十分に吸収できるものができます。

 【スポーツ マウスガード】の着用は、危険度の高い格闘技系のスポーツや球技系のスポーツに限らず、これからは安全なプレーをするためにも必要不可欠なものとなってくるでしょう。
 特に、小中学生のスポーツ事故の予防にも使われるようになってくるでしょう。



清浦先生

 

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