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8.23.2001

No.0110

【歯科受診】はじめて物語3

 皆さんはご自分がはじめて歯医者に行った時の事を覚えていますか?。お子さんをはじめて歯医者に連れて行った時のことを覚えていますか?。
 私は、今でもはっきりと覚えています。
 治療椅子に押さえつけられ、‘キィーン’という無機質なあの嫌な音を響かされ、そして極めつけの痛い治療をさせられ、泣きながら診察室を後にしたあの忌まわしい記憶が、今でも鮮明に残っています。そして「二度と歯医者に行くものか!」と心に誓った事を。
 でも、小さな子供達にとっても、歯科治療は大切なことです。そして、嫌いになってもらいたくはありません。
 そこで‘はじめて物語’シリーズ第3弾として、『お子さんをはじめて歯科医院に連れて行く時の注意』について書いてみました。

 ご自分のお子さんをはじめて歯医者に連れて行く場合、皆さんは何を基準にして連れていかれますか?
 1.自分が通院しているから、通院していたから。
 2.「あそこが良いらしい。」という評判を聞いたから。
 3.[小児歯科]標記があるから。
 上記に限らず他にも理由はいろいろあると思います。
 緊急の場合は、一番近くの歯科医院へ行くことをお進めします。(緊急とは「歯をぶつけてしまい折れたり又は抜けてしまった。」もしくは「虫歯に気が付かずに急に激痛に襲われて、痛くてしかたがない。」など)この場合に限り、お子さんを抑えつけてでも治療をしないと痛みは取れません。望ましくはないのですが、やらない方が後でもっと大変なことになります。できるだけ早く歯科医院に連れて行ってあげてください。

 その他の場合についてですが、大切なのは説明をしっかりしてくれるかどうかです。その説明もお子さんが、理解できなければなんにもなりません。「何故?治療をするのか。」という事を子供自身が理解してからでないと、結局無理矢理する事と同じです。時間をかけ根気よく『ウソの無い治療のお話』をしてあげることが大切と考えます。子供本人が納得しない内に、大人の都合で治療を始めるべきではないのです。この様な対応を旨としている歯科医院を親御さんが探してあげるべきです。

 最近では『かかりつけ歯科医』といって、病気の内容や治療の必要性や方法及び計画などの説明を、目で見て解る方法で行ってくれる歯科医院が増えています。ぜひ、そういう歯科医院をお見つけになって下さい。今ではコンビニよりも数が多くなっている歯科医院です。必ず、お子さんにあった歯科医院が見つかるはずです。

 歯は、とても大切なものです。乳歯だからムシ歯になっていいはずがありません。生え変わるからいいと思っていませんか?。ムシ歯もちゃんとした病気です。日ごろから気を付けてムシを作らないように、お子さんの歯をしっかり見て磨いてあげて下さい。不幸にもムシ歯になってしまったら、一日も早くお子さんに合った歯科医院を見つけてあげてください。



春日井先生

 

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