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8.9.2001

No.0108

歯周病と喫煙と、そして禁煙

 喫煙が健康にとって有害であることは既にご存じかと思います。生活習慣病(がん、心臓病、脳血管障害、動脈硬化、高血圧症、糖尿病、骨粗鬆症、歯周病)の全てに、喫煙が悪影響していると言われています。
 最近では歯や歯茎にも影響があり、特に「歯周病の危険因子」であることが、疫学的研究から明らかにされています。ではどうあるべきでしょう?。
 それは、『おして知るべし』です。喫煙を止めることです。禁煙する事です。
 しかし、喫煙者にとってはそれが問題なんですね。

 「喫煙を止めたいが止めれない。」この難しい難題に一つアドバイスがあります。 禁煙方法の一つに【ニコチン代替療法】というものがあります。
 禁煙が難しいのは、ニコチンが大脳の快楽中枢に働き、快感作用をもたらすために、止めようとするとイライラ感がつのるのが原因です。
 この治療法【ニコチン代替療法】の原理は、禁煙時に出現するニコチン離脱症状に対して、ニコチンを薬の形で補給することにより禁断症状を緩和させながら、まず心理的依存から脱却させ、次にニコチンの補給量を徐々に減量してニコチン依存から離脱させるというものです。
 一般的な方法として使用されるものとしてはニコチンを含んだ貼り薬で、これは医師、歯科医師にる処方が必要になります。
 今年の秋には禁煙補助ガム‘ニコチンガム’が、薬局でも手に入れることが可能になりす。
 タバコを吸いたくなったらこの‘ニコチンガム’を30 分位時間をかけて噛むことでニコチンを体内に吸収し、イライラ感を抑える効果があります。

 1999年の厚生省による「禁煙と健康問題に関する実態調査」によれば、日本における15歳以上の喫煙人口は約3,363万人に上り、喫煙者の54%にあたる約1,800万人が「たばこ依存症」と推定されています。
 日本人の喫煙率は徐々に低下しつつありますが、成人の喫煙率は男性52.8%、女性で13.4%と、文明国においてはきわめて高い率となっています。特に20〜30代女性の喫煙率が増加し、20代では23%にもなっています。
 それと比例するように歯周病が増加しています。成人歯周病の抑制には喫煙が最良の方法とまで言われてきています。
 以前、葉巻の習慣が多かった欧米白人男性に多く発生していた『舌ガン』も最近はかなり減少してきています。この理由は、言うまでもないことですが、欧米白人男性の喫煙者の減少の結果と言えるでしょう。

 生活習慣を変えるということは簡単なことではありません。
 ストレスを極力少なく、無理なく禁煙する方法として一度試されてはいかがでしょうか。 禁煙に失敗しても気にしないで、気楽に何度でも挑戦してくださいね。



澤田先生

 

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