６．１９．２００３

Ｎｏ．０１９５

　暑い季節を迎えました。のどの渇きを癒すために、どんな種類の飲み物を飲みますか？。この時期でしたら仕事の後の‘ビール’は最高ですね。現代スポーツには水分補給は重要ポイントです。普段の健康を考えてか‘ウーロン茶’や‘緑茶’果ては‘ミネラルウォーター’まで、爆発的に売れているそうです。育ち盛りには‘牛乳’が一番でしょうか？。最近では‘アミノ酸飲料’なども多く発売されてきています。大人は‘コーヒー’？子供は‘オレンジジュース’？。
　巷には、本当に色々いっぱい“飲み物”が溢れています。

　今回のコラムは、『皆さんが手軽に普段飲まれている飲み物には、【糖分】がどれくらい入っているか？。』を考えてみたいと思います。

　ほんの30〜40年前までは“飲み物”は‘水’か‘お湯’か‘お茶’後は‘お酒’程度の種類しかありませんでした。‘フルーツジュース’ではなく果物その物を食べてました。
　しかし、多種多様大量の現代では“飲み物”は《嗜好品》（自分の気に入った物）となっています。多種多様大量に飲み物があるからと言って、人は普段“飲み物”をあまりコロコロ変えません。
　さて、皆さんはどうして大体決まった飲み物を飲むのでしょうか？。考えたことはありますか？。
　おいしいから、習慣、身体のため、なんとなく？　では皆さんの中で歯の事を考えて飲み物を飲む方はいますか？ほとんどいないと思います。書いている私も、何も考えずに飲んでいますからね！！恥ずかしいです。

　では、歯にとって良くない飲み物は何か考えてみましょう。皆さんはもうお分かりでしょう。
　それは糖分を含む飲み物ですよね。一般的に売られている炭酸飲料水の中には、スティックの砂糖が６本以上入っているものもあるんです。ほとんどの物に砂糖が入っています。裏側の原材料を見て下さい。必ず書いてありますから。こんなに入っているとは知らなかった方が多いんじゃないでしょうか。
　先日、私の知人宅へ遊びに行った折、その知人の３歳になる子供が炭酸飲料の代名詞のような‘コーラ’を飲みながらおやつを食べていました。私はすぐに「それはよした方が良い」と知人に言って‘コーラ’止めさせ‘麦茶’に換えさせました。
　なぜ、‘コーラ’は歯に良くないのでしょうか？。
　それはコーラに入っている多量の糖分が歯に良くないのです。この糖分は、口腔内にいるむし歯菌が大好きで、この糖分から歯を溶かしてしまう酸を作るからです。糖分の含有量が多いのは‘コーラ’だけではありません。赤ちゃんが寝てくれないからといって、哺乳瓶に‘オレンジジュース’を入れてそのままくわえたまま寝せてしまうお母さんいませんか？。これも【哺乳びんう触】といってむし歯の本になるんです！。

　大人にも言えるんですよ。寝れない時に、お酒を飲んでそのまま寝てしまった。なんて人は数えきれないほどいると思います。もちろんお酒の中にも糖分は入っていますからどうなるかはわかりますよね！！
　気を付けて下さいね。ではどうしたらいいのでしょうか　決して飲んではいけないのではないんです。　糖分は身体にとって必要なもので　脳の発育には必要不可欠な物なのです。取り方に問題があるのです。

　『飲んだら磨こう、ゆすごう』を心がけてさえいれば何の問題もないですよ！！